セラミック治療｜水谷歯科医院｜新橋駅 日比谷口徒歩3分・内幸町駅 A2出口徒歩1分

上顎の歯をご覧ください。前歯から奥に向かって白色、赤色、黄色、白色、銀色と１つのお口の中に多くの色が混在しています。
美しい印象を引き出すためには、1つの色調に合わせることが必要です。
写真の左側に映っている「シェーディング」と呼ばれる色見本を使って、希望する歯の色を決め、施術していきます。

自然な印象を希望されていましたので、前歯から奥歯にかけて徐々に暗い色になるように調整しました。
これも美しくはありますが、この患者さんのバランスを考慮すると、もう少し白い歯のほうがより一層若々しく綺麗に見えます。
そのことをお伝えし、患者さんと相談した結果、もう1段階白くすることを決めました。

私たち歯科従事者は経験があるためイメージはできますが、患者さんは実際に見てみないと判らないことが多分にあると思います。
そのため、なるべく患者さんのイメージとの乖離がないように、施術途中でも話し合うことを大切にしています。

前回よりも白さが際立ち、若々しい印象になり、歯の色が決まりました。
糸切り歯は少し色が濃いですが、これには理由があります。
ご自分の糸切り歯の色をご覧になってみていただくと、前後の歯に比べ少し濃い色になっている方が多いと思います。
実は糸切り歯は歯の表層部位であるエナメル質が厚く、そのように見えるのです。

このように、今回であれば「自然な仕上がり」といった患者さんのご要望を叶えるために、細部の部分にもこだわりながら色の調整を行っています。

ホワイトニングで色調を整えた歯に合わせて、オールセラミックでブリッジを作製し、装着いたしました。
お口の中で歯の治療跡が目立つこともなく、ブリッジは義歯を固定する力が強いため、天然歯に近い感覚で噛むこともできます。
「とても自然でありがとうございます。」と患者さんも気に入ってくださいました。